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モロッコでみる緑色の世界

サボテンオイルが生産されている「モロッコ」の国教はイスラム教です。緑色は、コーランで「楽園」を意味する色とされ、代表的な色のひとつです。このため、旧市街やモスクで見かけるZelligeタイルにも、緑色の美しいパターンを多く見かけます。

カサブランカハッサンモスクの緑
シャウエン旧市街噴水の緑

マラケシュのマジョレルガーデンも私たちの愛する緑色の景色です。フランス人で東洋通のアーティスト、ジャック マジョレルによって1923年から約40年にわたって造園され、1980年代にファッションデザイナー、イブ サンローランとパートナーのピエール ベルジェによって購入・整備された植物園です。多様なサボテンも展示され、モロッコらしいカラフルなポット(鉢)や建物が緑の中に点在します。

マジョレルガーデン(マラケシュ)
マジョレルガーデンのサボテン

モロッコの都市から出て地方を旅するとき、モロッコの自然がとても豊かなことに驚きを覚えます。荒野や土壁の家々の間にでてくる緑は、より美しくみずみずしく、私たちを魅了します。なかでも、春に広大な土地に輝く小麦畑は美しく、また、野バラが咲き乱れる畑の間の小道は一日中散歩したくなる場所です。

モロッコ北部の小麦とポピー畑
野バラ咲き乱れるオアシス(4月末のムグナ近郊)

また、砂漠の中のオアシスのデイツの木々や強い太陽に照らされ輝くオリーブの葉もモロッコを代表する緑色の美しい景色です。

オアシスの水路沿いに広がるオアシス
Posted in ブログ, モロッコ王国の魅力